私の人生観を変えた、オマーン人からの一通の手紙 ~Don't give in~
スポンサーリンク
こんにちは。ご訪問大変ありがとうございます。
娘は自転車で爆走中。
後ろから全速力で追いかける、年の差婚 in オーストラリアのかみなりかみなり3番です。
ここ↓↓↓にも書いた通り、21歳の時にオーストラリアに留学。
当時は学生。多国籍の留学生が住む、シェアハウスに住んでいました。
私を含め5人。その中でもオマーン人の学生と仲良くなり、姉弟のような関係に。
そんな彼がくれた、一通の手紙。
この手紙が、私の人生観を変えてくれました。
恋愛、結婚、仕事 etc。
現在何かに悩んでいる方達の、ヒントになればいいなーと思い、シェアします。
よかったら読んでください。
PN : ブログを始めた時に、個人を特定出来るような記事は書かない。
と、決めていたのですが...もの凄く素敵なお話なので、決断しました。
個人を特定できるようなお話は、最初で最後にします。
オマーンってどこ?
オマーン。
どこ?と思いますよね。
ここ⬇⬇
中東に位置し、主な産業は石油関連。
石油王の息子なの?!
彼は、オマーンの伝統的な服を、家の中では着ていました。
そんな見慣れない服を着ているし、笑顔はゼロ。
なんか近寄りにくかった...
それでも、家のキッチンで顔を合わせることもあり、次第に話すように。
ある日、彼の家族やオマーンの話をしてくれました。
彼の家の写真。
家ではなかった・・・
宮殿!!!
家の中には、素敵な絨毯がひいてあり、
そこには結構な人数が映っていました。
そう、彼のお父さんは多妻。
ちなみに、当時オマーンでは一夫多妻制は認められていた、と。
(現在、社会の変化や時代の流れで、一夫多妻制が存続されているかは不明ですが。)
だから、思わず、
石油王の息子なの? と聞きました。
Yes とも Noとも言わず、爆笑していました。
注 : なぜ爆笑したのかも不明だし、タブーな質問だったのかなぁと。
石油王の息子なら、シェアハウスには絶対入らないと思ったけど...今でも疑問です。
未知の世界だから、色々聞かれたよ 、、、
このオマーン人の友達。
文化や宗教の違いから、もの凄い角度から質問を投げかけられ、時には考えさせられました。
友達とオールに出かける夜。
彼 『夜一晩中出かけて楽しい?』
私 『うん』
彼 『なんで?』
私 『ななな、、、なんで?』
ボーイフレンドの事も。
彼 『ボーイフレンドと、いつ結婚するの?』
私 『結婚はまだまだ。そんな長く付き合ってないから』
彼 『そういう関係なのに、なぜ結婚しないの?』
私 『なぜと言われても・・・お互いを知る時間かな。』
彼 『みんな、そうしてるの?』
私 『みんな・・・かなぁ』
彼も、自分と違う宗教・文化を理解する、という努力をしていたようです。
一通の手紙
そんなオマーン人の友人から、日本帰国日の前日、手紙をもらいました。
手紙は空港につくまで開けないで、と。
空港についた私は、手紙を開けました。
手紙は数行のメッセージだけ。
一緒に住めて楽しかった。
素敵な時間をありがとう。
まさか、こんな出会いがオーストラリアであるなんて。
留学前は想像していなかった。
今までありがとう。
気をつけてね。
PS. Don't give in
私には、この Don't give in が突き刺さった。
*Don't give in = 屈しない。譲らない。言いなりになるな。という意味。
当時の私は、生活においても、恋愛にしても、全然納得していなかった。
それを分かっていたけど、変える努力は全くしていなかった。
そんなGive in する私を、彼は近くで見ていたようです。
数行だけの手紙。
だけど、彼の言葉が身に染みた。
成田行きのフライトの中で、何度も何度もその手紙を読み直した。
疑問が残るけど...
一つ疑問が残りました。
同じ状況が、彼と同じ文化を持つ友人に起きたら、彼は、Don't give inなんて言っただろうか。
私が、オマーンの文化を間違って理解していなければ、言わないと思う。
そう、彼は私の性格や文化を、十分理解してくれていました。
国籍や国境を越えた、本当の友情でした。
その後
時は経ち、あの手紙の様に、私はGive in しなくなった。
正確に言うと、我慢や折れ過ぎる事を辞め、自分らしくいるようになった。
あれから約10年。
素の自分を受け入れてくれる、今の旦那と出会う事ができた。
そして、自分を人前で偽る事もなく、自然体でいれる気がします。
この手紙がなかったら、どうなっていたのか...
自分の頭で分かっていても、他の人から言われるのとは違う。
彼のあの一言で、私は救われた。
本当に、あのオマーンの友人には感謝している。
ありがとう。
最後に、皆さんへ
恋愛、結婚、仕事 etc。
悩んでいるのなら、伝えたい事は1つだけ。
・
・
・
・
・
PS. Don't give in.
Don't give in 関連記事: